石けんを作るって

石けんって本当に作れるの!?〜疑問からのスタート

最近は液体石けんがずいぶんと幅をきかせていますが、いわゆる昔からある固形石けん。この固形石けんは油脂(オイル)とアルカリの水溶液を混ぜ合わせ、化学変化させて手作りで作ることが可能です。
私とこの石けん作りとの出会いは遠く遠く、高校時代。というよりも、理論的なことを習ったのはこのときです。しかし、これは理論上のこと。実際に作ってみることはありませんでした。
そこからかなりの年月がたち、実際に石鹸をつくる機会が巡ってきました。このときは,実験の1つとして石鹸をつくる事になったのですが、理論通りとはいきませんでした。どうしてうまくいかなかったのだろう、石鹸は自力ではできないのだろうか・・・と沢山の疑問が残ったまま、釈然とせず、10年以上の年月がたった後、石けんの作り方に色々な方法があり、身の回りにあるような物を使って作れることを知りました。

現在私は「コールドプロセス法」で石けんを作っています。この方法をはじめに知ったときには「ただ混ぜるだけで石けんができるなんてありえない!」とびっくりしました。なぜなら、はじめに石けんを作ったときはとて使えるようなものでなく・・・あんなに苦労してもうまくできなかったのに、まぜるだけでできるなんて、と。
薬品を使うため、多少の注意事項はあるものの、どなたにもできるようになるのがこの石けんづくり。そして、1回1回できる石けんにも顔があるのです。
今ではこの石けんづくりが生活の一部になり、石けんのデザインなども楽しめるようになっています。